亀多山月 赤絵金彩花鳥図小皿

作品の解説

亀多山月は、絢爛豪華な平鉢、壺などの大作を制作した一方で、日本的な図案である花、鳥、風景などからモチーフを得て、こうした小皿の一枚一枚に丁寧に絵付しました。

サイズ 径 約12 cm 高さ 約2.1 cm

四つの窓が割り取られ、その窓の中には松の樹、赤い花をつけた木々、お伴を連れた人物、遠くの山などの日本的な図案が細かく綺麗に絵付され、加えて窓の周りを囲む“道開の朱赤”(下記)が一層冴えて見えます。

画像の左が山月の作品の一部であり、右が同門の橋田与三郎のものですが、山月らは、師であり赤絵細描の名手であった斉田伊三郎(道開)が生み出した佐野赤絵の朱赤をそれぞれの作品に受け継いでいます。二人は朱赤も含めた様々な釉薬を研究開発しました。

佐野赤絵と呼ばれる赤絵細描の伝統は今に受け継がれていて、現代の名工 福島武山氏(佐野町在住)が佐野赤絵の第一人者といわれています。

この小皿の成形は、縁が少し立ち上げ幾分深くなっています。こうした小皿は“なます皿”と呼ばれ、“なます”などの副菜の取り皿として使われました。

江戸時代から、ハレの場や宴席などで古九谷の大平鉢と一緒に使われた取り皿と同様に、 十枚、二十枚といった組揃えで武家や商家に備えられていました。

裏銘は「九谷製/亀多画」と書き入れられています。他に「大日本/九谷製/山月堂」「九谷造/山月」「九谷/山月」「九谷/山月製」「九谷/綿野製/亀多画」「九谷製/亀多画」などがあります。

作品の制作者

作品の制作者につきましては、「亀田山月の所蔵品と陶歴」を検索してください。

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展示開始年月日 2019.12.5
売却 検討中
備考