浅井一毫の所蔵品と陶歴

浅井一毫の所蔵品

①浅井一毫 金彩竹に雀図急須

真っ白な素地の上に、金で竹の枝、節、葉、その竹の間を飛び交う雀などが精微(ごく細かいところまでよく整っている様子)に描かれています。決してギラギラとすることなく、金が周囲の白地に溶け込んでいるようです。

(続く)

 

 ②浅井一毫 赤絵金彩 楼閣山水図煎茶器揃

急須、湯冷まし、茶碗三客の煎茶器揃です。一毫は「方氏墨譜寫本」をモチーフに中国風の精微な画風で名声を得ましたが、赤絵細描の名手と呼ばれるのにふさわしい作品です。

(解説:作成中)

 

浅井一毫の陶歴

浅井一毫  天保7年(1836)生、大正5年(1916)歿

浅井一毫は、嘉永3年(1851)、14才のとき、宮本屋窯で飯田屋八郎右衛門から赤絵を習い、八郎右衛門から譲り受けた「方氏墨譜寫本」をもとに中国風の精微な画風をよく絵付しました。

幕末には江沼に滞留していた永楽和全と共に九谷焼の改良に関わりました。

明治10年(1887)、東京で開催された第一回内国勧業博覧会において受賞し、また、すべてにおいて優品でないと満足しなかったといわれるの阿部碧海窯の外注先の一つに選ばれました。一毫が赤絵細描の名手と呼ばれていたからこそ、九谷庄三、松本佐平らの名工と共に阿部碧海窯から注文を請けたと考えられます。