作品の解説
見た瞬間の印象は倣古九谷の作品のように見えます。鉢の内と外に九谷五彩を万遍なく使って、鳳図、菊花、黒呉須を使った櫛目の文様、宝尽くし文などが描かれています。笹田友山が制作活動をしたことがあった金沢の藤岡岩花堂(窯元)の作品にも似た色合いを見せています。
サイズ;口径 約17.7cm 高さ 約9.3cm
鳳図は円の中に羽を広げて飛んでいる姿を収めるように、九谷五彩の青で塗ってから金彩で姿形をかたどっています。その周辺には鳳につきものの赤い瑞雲が浮かんでいます。
文様には、菊の花と葉と枝とを繋げて縁文様として描かれ、その縁どりには黒呉須の縦線の上を紫で塗っています。古九谷に倣った九谷五彩が再現され、赤絵や金襴手が主流であった金沢九谷では珍しい色合いと画風です。
文様には、菊の花と葉と枝とを繋げて縁文様として描かれ、その縁どりには黒呉須の縦線の上を紫で塗っています。古九谷に倣った九谷五彩が再現され、赤絵や金襴手が主流であった金沢九谷では珍しい色合いと画風です。
作品の制作者
作品の制作者については「笹田友山の所蔵品と陶歴」を検索してください。
管理№ | 2008151 |
展示開始年月日 | 2020.9.29 |
売却 | 検討中 |
備考 |