高田製 金襴手割取人物風景図皿

作品の解説

開いた扇の形をした割取を中央に置いて、その周りに五つの割取を配しています。割取の中には人物図と風景図が描き入れられています。それらの図案は加飾されていないのですが、割取の割取の間が金襴手の緻密な文様で埋められているので、図案が引き立って見えます。

サイズ;径 約18.5cm 高さ 約2.5cm

六つの割取の中の図案は、人物画が三通りで、残り三つが風景図です。人物と風景との関連が不明ですが、中でも、富士の山の姿が描かれている割取が二つあり、別の割取に書かれた家の屋根が富士の山にかたどられていて、梅や桜が咲いている様子などを考え合わせると、どこかの名所をイメージしているのか、制作者が“物語もの”の絵付が得意であったということから、物語の場面を表現しているかのように見えます。

金襴手の文様が細密に華やかに描かれています。それらの文様はところどころで金で盛り上げ(盛金)、それ以外の色も鮮やかです。

銘は「九谷造/高田製」と書き込まれています。「高田製」と描き入れているところを見ると、制作者が絵付から販売までを業としていることを示したようです。

作品の制作者

作品の制作者については「高田嶺山の所蔵品と陶歴」を検索してください。

管理№ 200327A
展示開始年月日 2020.10.2
売却 検討中
備考