浅井 一毫 赤絵金彩楼閣山水図煎茶器揃

作品の解説

急須、湯冷まし、茶碗(三客)の煎茶器揃です。浅井 一毫は「方氏墨譜寫本」をモチーフに中国風の精微な画風で名声を得ましたが、この作品にもその画風が表れ、赤絵細描の名手と呼ばれるのにふさわしい技巧が見られます。

サイズ 急須   横径約11.4cm 縦径約9.9cm 高さ約7.1cm

湯冷まし 横径約11.8cm 縦径約8.4cm 高さ約4.6cm

煎茶碗  径約9cm 高さ約5.7cm

横手の急須には大小三つの割取の中に中国風の楼閣や宮殿が赤と金で描かれ、また注ぎ口、取っ手、蓋のそれぞれが金襴で加飾されています。画風と合わせ、薄造りの器体に一毫らしい繊細さが感じられます。

 

湯冷ましと煎茶碗にも急須と同じ中国風の建物が描かれ、薄造りです。特に、湯冷ましの横側には天皇および皇室を表す紋章である十六葉八重表菊の飾りが付いているところを見ると、一毫が京の皇族のところに出入りしていたことを物語るようです。

 

裏銘は湯冷ましに「九谷/一毫」、煎茶椀に「九谷/相鮮亭造」と書き込まれていて、急須には裏銘がありません。銘「相鮮亭一毫」は1866年(慶応二)に二条公から賜ったという説と、大聖寺藩主の第14代(最後)前田利鬯より賜ったという説があります。

作品の制作者

作品の制作者については「浅井一毫の所蔵品と陶歴」を検索してください。

管理№ 2006172
展示開始年月日 2020.10.5
売却 検討中
備考